トレードビューでは、他のFXでは禁止されていることの多いMAMが使えるというメリットがあります。
またMAMにもメリットがあり、使えるのならぜひ使いたいという人も多いでしょう。
MAMは招待制であることから、公式サイトでツールを探すことはできませんが、Youtubeなどを利用すれば、取引内容を知ることができます。
今回は、トレードビューでMAMを運用するメリットや口座の開設方法などご紹介します。
MAMってそもそもなに?
MAMとは「Multi Account Maneger」の略で「マルチアカウントマネージャー」もしくは「マネージドアカウント」と呼ばれることもあります。
コピートレードの一種で、自分持っているFXの口座に入れた資金を、トレードに使っている口座と紐付けることができます。
トレードの取引を口座に反映することで、利益を生むための仕組みがMAMです。
MAMでは、投資先にお金を預けるファンドとは違い、自分自身の口座に資金を用意して運用ができるため、お金を持ち逃げ去れることもなく安心して運用ができます。
不正行為を防げるのもMAMのメリットで、資金の入出金もいつでもできるので、便利なシステムとしてトレーダーに人気があります。
似たものに「PAMM」がありますが、MAMとの違いは、トレーダーの取引を閲覧できるかどうかの違いだけです。
MAMは取引の履歴が見られるため、より安心して使うことができます。
トレードビューで自動売買「MAM」は使えるの?
トレードビューでは、他の海外FXと違い、自動売買(MAM)やスキャルピングトレードが禁止されていないため、トレーダーにも人気があります。
他の証券会社では、大抵の場合MAMやスキャルピングトレードは禁止されており、違反した場合は口座が凍結されます。
トレードビューはそれらが禁止されていないため、資産運用のバリエーションも増えること、加えてスプレッドの幅が狭いこともまた人気の秘密です。
MAMが規制されやすい理由は?
MAMが規制されやすい理由は、主に2種類あります。
- システムに負担がかかるから
MAMを使った場合、頻度の高い取引が可能になるため、トレード会社のシステムに負担をかけてしまいます。
MAMなどのある意味特殊なツールを使われてしまうと、システムに高負荷をかけることで他のユーザーも被害を被ってしまい、それにより会社自体の信用が下がることから、多くのFXではMAM自体を規制しています。
トレードビューではMAMが使えますが、多くのFXではMAMを禁止していることが多いので、口座の凍結などされないためにも、しっかりと利用規約を確認しましょう。 - 法律で規制されているから
日本のFXでMAMが規制されている理由は、金融商法取引法により制限があるからです。
MAMツールの販売や貸与は、投資助言や代理業に該当するので、日本では禁止事項にあたります。
全面的に禁止ということではなく、MAMなどのツールを使う際には金融庁や財務局からの認可を受ければ大丈夫です。
ただ、今の所日本国内では自動取引ツール(MAMも含め)は認可を受けていません。
日本ではそもそもがMAMなどのツールを使った取引が違反行為に当たるため、日本のFXではMAMを使えないようになっています。
トレードビューは海外のFXであるため、MAMが使えますが、ここでも多くのFXでは禁止事項にあたることはしっかりと確認してください。
MAMが使えるトレードビューとは?
トレードビューでMAMを使うためにも、どんな特徴があるのか見ていきましょう。
メリットやデメリットなどを確認すれば、より安心安全に取引が出来ます。
特徴①最低入金額は1000ドルから
トレードビューでは、最低入金額が1,000ドルからとなっており、ドルと円の相場は状況に応じて使えますが、円に直すとおよそ10~11万円ほど必要な計算になります。
MAMの場合も最低入金額1,000ドルからなので問題は起きづらいですが、他のFX業者と比較すると、トレードビューは若干高めの設定です。
ただ、資金を用意できれば問題にならないので、最低入金額がいくらからなのかはしっかりと覚えておきましょう。
特徴②スプレッドが狭い
トレードビューでは、スプレッドの幅が狭いことから、プロのトレーダーにも人気です。
スプレッドが狭ければ、取引の際の損失も抑えることができ、よりトレードで利益を生みやすくなります。
特に、通貨ではユーロドルや米ドルのスプレッドが狭く、FXの取引でも有利に働きます。
そのため、取引にかかる費用が抑えられるのはメリットで、トレードビューの人気の秘密が伺えます。
特徴③レバレッジは100倍
トレードビューの場合、最大レバレッジは100倍に設定されているので、他の海外FXと比較すると若干低めです。
レバレッジは高い方が有利とは言え、高ければ高い方が良いかと言えばそうでもなく、スキャルピングトレードをするなら、やはりレバレッジは高い方が有利です。
ディトレードやスイングなどのトレードではさほど問題はありませんが、他の海外FXの中には500倍~1,000倍の業者もあるので、そちらと比較すると物足りなさを感じることもあります。
トレードビューでのMAM口座の開設方法
トレードビューでMAM口座を開設する手順ですが、まずMAMのオーナーから招待を受ける必要があります。
そのため、トレードビューの公式サイトから口座を開設することは必要ありませんしできません。
手順は以下の通りです。
- MAMのオーナーから招待用のリンクを送ってもらいます。
- 必要事項を入力し、身分証明書などの書類を提出します。
- 入金を済ませたら、MAMと接続すればOKです。
トレードビュー側では、MAMというシステムを提供してはいますが、管理者がホストになり、利用者への招待を行うという仕組みになっています。
そのため、トレードビューの公式サイトをいくら探しても、MAMの項目は見つかりません。
ネットで検索をかけるなどして、MAMのサービスを探す必要があります。
MAMのサービスはどうやって探すの?
トレードビューでMAMを使うためには、まず招待してもらう必要があるため、他の人からの紹介も必要になります。
そのため、複数のMAMから好きなものを選ぶなどはできません。
トレードのデータを確認した上で、コピー先を選ぶ必要があるので、トレードビュー以外のブローカーを探すなら「HotForex」「FBS」「TradersTrust」などを選ぶと良いでしょう。
トレードビューでどうしてもMAMを利用したいのであれば、Youtubeなどから情報を差探してみると良いでしょう。
トレードビューでは、コピートレードサービスの「autotrade」などもあるので、そちらを使う方法もあります。
MAM口座は安心して使えるの?
トレードビューでMAM口座を利用する場合、安心して使えるかどうかが気になる所ですが、結論から言ってしまえば、安全なので心配はありません。
ただ、MAM口座の安全度が高いというわけではなく、トレードビュー自体が安全だからこそ、取引上も安全というだけです。
トレードビューとMAMの取引自体は、関連性がありません。
トレードビューは、あくまでMAMを提供しているだけで、MAMの運用者自体はトレードビューとは無関係の人が運営をしています。
そのため、トレードビューが安全なのは間違いないですが、MAMを使う時には運用者の良しあしで安全かどうかが決まります。
ただ、MAMの運営が例えいい加減だったとしても、トレードビュー自体は金融ライセンスを所持しているので、MAMにも審査があります。
トレードビューと取引があるMAMなら、審査に受かった場合のみなので、その点でも安全に利用できます。
MAMは便利な反面、ブローカーがライセンスを取得していない場合、口座開設をすると危険な場合もあります。
もしMAMを利用するなら、取引相手がしっかりとライセンスを持っている、具体的にはトレードビューとの取引に使うようにしましょう。
MAMで稼ぐにはどうしたらいい?
トレードビューでMAMで稼ごうとした場合、稼げるかどうかはMAMによります。
いくらMAMが使えると言っても、トレードビューはあくまで提供しているだけの立場なので、トレードビューにMAMを紐づけたとしても稼げるかどうは別問題です。
とは言え、トレードビューではMAMも高評価な場合も多く、稼いでいる人も多いのは事実です。
優秀なMAMは沢山ありますが、実績が出ているかの確認を怠らないようにしましょう。
もしMAMを利用するのなら、気をつけたいのは分散投資をすることです。
MAMを利用する際に、一括で資金を入れるのではなく、複数の口座に資金を分散して投資をすることで、リスクもまた減らせます。
分散投資をすることで、リスクも減らすのが正しいMAMの使い方です。
MAMを利用することのメリットは?
MAMは禁止されているFXも多いと書きましたが、なぜそもそもMAMを利用したいのかと言えば、その理由はメリットがあるからです。
以下に、MAMを利用した時に得られるメリットをいくつかご紹介します。
メリット①運用益の70~85%を受け取れる
MAMの手数料の相場は運用益に対して、15~30%に指定されています。
つまり、トレーダーが何をしなくても、運用益の70~85%を受け取れる計算です。
例えば、100万円を運用して、10万円の利益が出たとします。
その場合、アカウントマネージャーの取り分は、10万円×手数料(20%の場合)=2万円です。
MAMの運用は、アカウントマネージャーと直接取引となるので、ファンドを経由しない分、仲介手数料も減らすことができ、利益が出やすい仕組みになっています。
メリット②コピートレードよりも精度が高い
MAMに似ているトレードに「コピートレード」があります。
MAMのアカウントマネージャーになるためには厳しい審査が必要になりますが、コピートレードは真似をするだけなので、コピーされる側は一切責任を負いません。
そのため、コピートレードでは良いアカウントマネージャーに会える可能性は低いです。
MAMのアカウントマネージャーは審査に受かった人だけを採用するため、信頼のおけるマネージャーが多く、信頼度や制度はMAMの方が高いと言えるでしょう。
メリット③安全性が高い
MAMでは、資金運用のトレーダーにお金を預ける必要はなく、ファンドや投資信託とは違う点を押さえておきましょう。
MAMでは、アカウントマネージャー自体が資金を動かすことが出来ない分、資金を持ち逃げされる危険性は全くありません。
とは言え、業者を選ぶ段階で間違ってしまえば、アカウントマネージャーが持ち逃げしなくても、他の人が持ち逃げする可能性はゼロとは言えません。
だからこそ、信頼と実績のあるトレードビューを使うことで、MAMのメリットを最大限に生かせます。
メリット④初期費用を抑えられる
MAMでは、大抵の場合運用益に関連する費用以外は、固定費用がかからない仕組みになっています。
例えば、日本の投資信託では「購入手数料」や「信託報酬」などがかかることがありますが、MAMではそれらの費用が発生しないのはメリットです。
そのため、MAMでは固定費用や初期費用がかからない分、運用益が出ないと、アカウントマネージャーには1銭もお金が入りません。
だからこそ、MAMを始めるにあたって紹介が必要で、実際に運用益を出していないトレーダーには利用できないようになっています。
トレードビュー以外で運用実績のあるFXは?
日本ではほぼ全面禁止のMAMなので、使うなら海外のFXしかありません。
ただ、海外のFXは種類が多いため、もし安全に使いたいなら、運用実績のあるFXを選びたいものです。
以下に、運用実績のある海外FXを2件ご紹介します。
- Bigboss:「PEGASUS」「KOALA」の2種類のMAM口座を所持
日本語の丁寧なサポートがあり、日本人向けの入出金が可能で、最大レバレッジは555倍で追証がないとの特徴があります。 - GEMFOREX:「FALCON」「SWAN」の2種類のMAM口座を所持
ニュージーランドライセンスを取得しており、最大1000ビバレッジが魅力です。
ボーナスもあるので、運用資金が大口の人向けのFX。
MAMを運用するならトレードビューがおすすめ
MAMの運用することのメリットと注意点などご紹介しましたが、MAMはFXでも禁止されていることが多く、特に日本では使えないシステムです。
そのため、MAMを運用したいなら、海外のFXで取引する必要がありますが、悪質なブローカーでは最悪お金を持ち逃げされる心配があります。
トレードビューは信頼と実績も高く、取引できるMAMもまた厳しい審査を受けています。
そのため、もし安心で安全に資金を運用したいなら、トレードビューを選んでおきましょう。
メリットが多いMAMですが、お金を取引するわけですから、やはり信頼のおける業者選びが一番大切なポイントです。