トレードビューには、FXの取引ツールでありチャートソフトでもあるMT4(メタトレーダー4)が利用できるというメリットがあります。プロが利用するような高度なテクニカル分析ができるため、FXで生計を立てていきたい、と考えている方におすすめです。
しかし、トレードビューを利用していてMT4が動かない症状に見舞われてしまう方がいることも事実です。こちらではMT4が動かない原因に迫り、適切な対処法を徹底解説します。
トレードビューでMT4が動かない原因6選!
MT4が動かなくなる理由は様々考えられ、中には「そんなことだったのか!」と思うようなものもあります。自身のMT4が動かない原因がわからない方は、一つずつ確認してみましょう。
マーケットが開いていない
FX初心者にありがちですがFXを「24時間365日取引できるもの」と思っていませんか?確かに、24時間取引できる曜日もありますが、毎日取引できるわけではありません。
そもそもマーケットが開いている時でなければFX取引はできません。たとえば、土曜日や日曜日は日本だけでなく海外のマーケットも閉じているので、値動きがないためチャートも動きません。
以下に、トレードビューの取引可能時間を紹介します。
- 通常時の取引時間・・・月曜日の午前7時5分から土曜日の午前6時55分まで
- 夏時間の取引時間・・・月曜日の午前6時5分から土曜日の午前5時55分まで
海外のマーケットが開いている時間も取引できるため土曜日の朝方までは取引可能ですが、日曜日はまるまる取引できないので注意してください。
また土日に限らず、元旦は世界的にマーケットがお休みなので取引できません。クリスマスに関しても、一部取引を停止するFX業者があります。
実際にトレードビューの2019年のクリスマス(12月25日)にサービスを停止しています。24日と26日の取引時間も若干の影響を受けることもあるため、事前に確認しておきましょう。
こちらの場合は特に対策法はありません。取引時間がきたら動くはずなので、時間に合わせてMT4を利用すればよいだけです。
ログインが正確にできていない
MT4自体は一度ログインすると、基本的にIDとパスワードの入力は不要です。ログイン状態が持続するはずだからです。しかし、何らかの原因でログイン状態が解除される恐れもあるため注意してください。
ログインは、ファイル画面から行ってください。
ファイル
↓
取引口座にとログイン
↓
ログインID・パスワード・サーバーの正確な情報を入力
以上でログインが出来るはずです。ログインID・パスワード・サーバーの情報については、トレードビューから受け取っているはずなので確認してください。極めて大事な情報なので、メモなどをとっておくと良いでしょう。
こちらも、特段対策と呼べるものはありません。ログイン状態を確認するだけです。
回線に不具合がある
MT4のチャートが動かないケースに該当することが多いです。当たり前ですが、MT4はネット回線で動いているので、何らかの原因で接続が切れると動かなくなります。MT4自体に問題があるわけではないので、回線に不具合がないか確かめてください。
確かめる方法としては、MT4トップ画面の右下をチェックする方法があります。接続に問題があると、「回線不通!」と表示されているはずです。
「回線不通」と表示される理由としては、以下の3つが考えられます。
- ネット回線が切断している
- サーバーが不安定である
- デモ口座の有効期限が切れている
注意して欲しいのが、サーバーに問題があるケースです。業者のサーバーが不安定であるとMT4は当然動かなくなります。業者のページを確認し、不具合情報を確認してください。
こちらも特に対策はありません。もちろん家の接続環境を安定化させる方法もあります。無線(wifi)ではなく有線でパソコンなどに接続し、接続環境をより安定化させるということを行っても良いかもしれませんね。
デモ口座の有効期限切れ
いきなり取引をするのではなく、まずは練習としてデモ口座を利用して仮想取引をしている方も多いでしょう。実はデモ口座に関しては有効期限が設定されており、その期限を越えてしまうとMT4が動かなくなります。
トレードビューのデモ口座の有効期限は90日間であり、その期間を超えてしまえばMT4も当然動きません。ただリアル口座を開設済みであれば、デモ口座の有効期限を無期限化できます。デモ口座での練習を重ねたいのであれば、リアル口座の開設を検討しましょう。
メモリを大量に消費するインジケーターを使用している
MT4を使いこなし、積極的に取引している人が陥りがちです。
最初からMT4に入っているインジケーターのみであれば、動作が固まることはまずありません。一方で、取引をより効率化するためなどの目的でフリーのインジケーターや商材などで販売されているインジケーターを購入し導入している方も多いです。新たにダウンロードしたインジケーターの中には動作を阻害する可能性のある重いものも含まれていることもあるので、結果としてメモリを消費してしまい、動作を遅くしたりフリーズさせたりするわけです。
大量のチャートを表示させている
あなたは一つのチャートだけを表示させていますか?5個も10個も表示させていませんか?
多くのチャートを表示させると、それだけパソコンのメモリを消費することになります。パソコンの動作を不安定化させ、最終的には固まってしまうこともあるので注意してください。
トレードビューでMT4が動かない時の対策法4選!
トレードビューでMT4が動かない原因に関しては、トレードビューやMT4自体に問題がないことも珍しくありません。ログアウトしているだけであったり、家のネット回線に不具合があったりすることも多いのです。
こちらでは、トレードビューでMT4が動かない時の対策法を4つにまとめてみました。適切な方法を選んで実践してみましょう。
リアル口座を登録する
デモ口座で取引の練習をし続けると、いずれは有効期限がきてしまいます。トレードビューのデモ口座の有効期限は90日間であるため、その期限を過ぎればMT4も起動しなくなります。
デモ口座で動かなくなった場合は、リアル口座に登録すればよいだけです。MT4はデモもリアルも無料で利用できます。チャートなどを確認するだけであれば、取引する必要はないため最初からリアル口座を利用するのもおすすめです。
トレードビューのリアル口座開設手順を簡単に解説します。
- 基本情報の登録
- 職業などの情報登録
- 投資の経験に関する登録
- 必要書類の提出
- 署名する(ネット上から行う)
MT4を利用したい方は、基本情報の登録時に選択しましょう。口座通貨も選ぶ必要があるため、日本円としてください。
必要書類に関しては、以下の2点が必要です。
- 本人確認書類・・・パスポート・運転免許証・マイナンバーカードなどから1点
- 現住所確認書類・・・クレジットカード取引明細・健康保険証・公共料金の請求書などから1点
重いチャート及びインジケーターを削除する
MT4が動かない原因がチャートやインジケーターにある場合は、それらを削除すれば正常に起動します。
いつ動作が不安定化したのかを思い起こしてください。不安定化する直前に導入したチャートやインジケーターはありませんか?該当するものを削除すれば、サクサクと動くようになるはずです。
チャートに関しては、それぞれのチャートの「☓」ボタンを押して閉じればOKです。
インジケーターの場合は、対象インジケータが表示されている状態で「表示中のインディケータ」を選択してください。表示中のインジケーターが表示されるので、対象のものを選択し削除すれば完了です。
音声を無効にする
パソコンそのものが古いなどの理由で、動作が不安定化することもあります。MT4には最初から音声が設定されているため、アラート通知があると音が鳴ったり、ポジションを建てると音が鳴ったりします。それらの音を無効にすると、動作が安定することもあるのです。
音声を無効にするためには、MT4のツールを開きオプションを選択してください。音声設定から「有効にする」のチェックを外して「OK」ボタンをクリックするだけです。
最終手段!アンインストール及び再ダウンロードする
ここまで紹介した方法をすべて試してみても良い結果にならなかった場合は、MT4をアンインストールして再ダウンロードしましょう。
アンインストールの方法は、スタート画面からコントロールパネルを選びプログラムのアンインストールでMT4を選択します(windowsのケース)。
アンインストールをせずに再インストールだけをしても、MT4内の設定が同じ状態なるため動かないままになる可能性が高いのです。
まとめ
トレードビューでMT4が動かなくなった時の原因と対策を紹介しました。MT4がサクサク動いていた時の状況を思い起こし、その時と現在の間に何をしたのかを思い起こせば自ずと原因が分かるはずです。原因が分かれば、あとは対処すれば良いだけです。
MT4はFX取引の勝率を上げるための最良のチャートソフトと言われてます。よりよい環境で使いこなせるようになるためにも、この機会に不具合を一掃しましょう。