海外のプロトレーダーが愛用するトレードビューは、制約が低いことやスプレッドが狭いことなどからも人気がありますが、そのトレードビュー口座が最強と呼ばれるにはある理由があります。
特に、cTrader ECN口座は最強との呼び声が高いです。
今回は、トレードビュー口座のcTraderがなぜ最強と言われるのかなど理由をご紹介しています。
トレードビューってどんな会社?
トレードビューは2004年に創設された老舗の海外FXブローカーです。
手数料はかかるものの、0.0Pipsからの超低スプレッドや、ECN注文方式、徹底した情報開示など、サービス自体のクオリティが高いことと信頼があることからプロのトレーダーにも人気があります。
また金融ライセンス(ケイマン諸島にてライセンス獲得)もしているので、不正が起きづらく、ここでも信頼の高さが高評価を得ています。
トレードビューは評判も高く、口座を作るのも非常に簡単なので、初心者向けのFXではないにも関わらず、初心者にも敷居が低い特徴も持っています。
トレードビューの評判は高い?
トレードビューは、悪いという評判を余り耳にすることはないですが、何故なのか以下に探っていきましょう。
まず理由の一つに、トレードビューが完全なNDD業者であり、ボーナスなどのサービスがないことで、不正が起きづらいことがプロにも選ばれる理由です。
また情報開示を徹底しているため、経営やトレードの透明性が高く、信用度も高いことも理由です。
古い歴史を持つトレードビューが人気の秘密は、とにかく不正行為が起きにくいことにあります。
最強と呼ばれるcTraderとは?
FXのプラットフォームと言えば、多くの方がMT4やMT5を思い浮かべると思います。
それに比べると、cTraderはマイナーな存在ですが、なぜトレードビューで最強と呼ばれるかの理由には、透明性が非常に高いことが挙げられます。
MetaTraderは知名度は高いですが、STP方式を想定しており、正真正銘のECNとは言えません。
MT4で取引板が使えないことからもわかる通り、あくまで疑似ECNシステムです。
その点、cTraderはECN方式では第一条件とされる「DMA」を利用したプラットフォームであるため、ブローカーやディーラーによる価格操作が行われません。
その上、取引板も確認できるので、透明性の面ではMT4などより優れています。
ECNとSTPとは?
ECNとは「証券取引所を通さずに、ネット上で株式の売買を電子的に行うコンピュータ―システム」を指しますが、STPは「セグメンテーション(市場細分化)、ターゲティング(狙う市場の決定)、ポジショニング(自社の立ち位置の明確化)の頭文字を取った分析法」を指します。
トレードビューでは両者のどちらかが採用されることも多いですが、操作性や見た目などは好みの分かれる所です。
ただ、ECNの方はワンクリック注文や一括のポジション決済、途転注文などが出来る点などが勝っており、STP方式を取るMetaTraderよりも有利に働くことが多いです。
トレードビューでcTrader口座が最強な理由
トレードビューに置いて、cTrader口座が最強と言われる理由は主に6つあります。
以下に理由を簡単にご紹介します。
①最狭スプレッドと取引コストの安さ
cTrader口座はECN方式をとっていると書きましたが、ECN方式の場合スプレッドに費用が上乗せされず、生のルートで取引ができます。
そのため、STP方式より低いスプレッドを指定することが可能です。
ただ、生のルートだと業者は取り分がないため、スプレッドとは別に取引に手数料が設けられています。
実質スプレッドを計算するには、取引手数料が関係してくるので、低スプレッドなのは間違いないですが、手数料によってはスプレッドが広くなる可能性があることには注意です。
ただ、トレードビューではスプレッドが業界最狭なだけでなく、手数料も安いと人気があります。
特に、ユーロ/米ドルや米ドル/日本円に対するスプレッドは、0.1~0.3pipsとかなり狭く、そのためトレードの中でもスキャルピングやディトレードとの相性はバッチリです。
②ゼロカットと追証なしが魅力
トレードビューでは、対応する全ての口座に対して、ゼロカットシステムが取られています。
そのため強制ロスカットが遅れた場合であっても、トレードビュー側が損を補填してくれるため、追証も発生しないメリットがあります。
ちなみに、日本国内のFXでは金融商品取引法により、ゼロカットシステム自体が禁止行為にあたります。
つまり、大きな損が発生した場合、借金=追証が発生し、大きなリスクを負う可能性もあるため、その点では海外のFX、もっと言えばトレードビューの方が安心してトレードgあできます。
③信頼性の高い金融ライセンスを持っている
トレードビューは金融ライセンスを持っていると書きましたが、その種別にも信頼性が現れています。
何故なら、トレードビューが所持する金融ライセンスは、ケイマン諸島金融庁(CIMA)のライセンスだからです。
ケイマン諸島は、世界でも有数のタックスヘイブン(課税が著しく軽減、もしくは完全に免除される国や地域)としても知られており、利益や財産、売上、遺産など全て非課税です。
そのため、世界中の金融機関がそろい踏みする金融大国でもあり、資金の保全体制も万全なため、その地でライセンスを取ることは決して簡単ではありません。
逆に言えば、ケイマン諸島でライセンスを取れるほどの実績と信頼があるからこそ、トレードビューはプロのトレーダーが愛用しています。
④透明性の高いECN方式を採用
上記でもご紹介しましたが、cTraderはECN方式を取っているため、純粋なECN環境を使っての取引が可能です。
ECN(Electronic Communications Networkの略)方式は、ブローカーや銀行などのシステムに直結するため、価格操作を行われる危険が回避できます。
そのため、かなりクリーンな取引を行えると人気で、トレードビューを使うなら、口座はcTraderにした方が安心です。
⑤0.01ロットから取引ができる
トレードビューで使える口座には4種類あり、それぞれ「cTrader口座」「MetaTrader 4 ILC口座」「MetaTrader 5口座」「Currenex Viking口座」などがあります。
ただ、cTrader口座が0.01ロットから取引が可能なことに対し、他の3つの口座では最小ロットが0.1ロットからとおよそ10倍です。
細かくロット調整が可能な点でも、トレードビューでcTrader口座が最強と言われる理由です。
⑥最大ビバレッジが高い
トレードビューでは最大レバレッジがやや低めというデメリットがあります。
その点cTrader口座では、開設当初は200倍のビバレッジですが、口座の資金額によっては最大400倍にと増やしてもらうことも可能です。
もしcTrader口座でレバレッジを変更したいなら、変更申請ページがありますので、そちらを利用してみましょう。
最強と呼ばれるcTrader口座にデメリットはある?
トレードビューでは最強と呼ばれるcTrader口座ですが、デメリットもいくつかありますので、以下にご紹介します。
デメリット①cBotの性能が悪い
トレードビューでは、自動売買が出来るツールも使うことができますが、もし自動売買をメインにするならcTrader口座は選ばない方が良いでしょう。
なぜなら、cTraderで流通しているcBot(EAと似たシステムを持つ自動売買システム) は、MT4などで使えるEAの性能にかなり劣るからです。
そのため、自動売買のシステムをメインに使うのであれば、cTrader口座以外の口座を選んだ方が良いでしょう。
デメリット②取り扱いできる業者が少ない
cTrader口座が使えるFXでは、メジャーなところで「AXIORY」「FxPro」「OCTA FX」「Ppepperstone」「ICMarkets」「TRADEVIEW」「FIBOGROUP」「RoboForex」の8種類しかなく、取扱できる業者が少ないことがデメリットです。
もしcTrader口座を使うなら、使用者側のスペックによって、取扱できる業者を変える必要があります。
具体的には、初心者でcTrader口座を使いたいなら、AXIORYがおすすめですし、上級者ならトレードビューを使うのが良いでしょう。
どうしてもトレードビューでcTrader口座を使いたいなら、初心者には少し敷居が高いことは覚えておいてください。
トレードビューで取引するならcTrader口座が最強?
トレードビューでcTrader口座が選ばれる理由について、ご紹介してみました。
メリットが多いcTrader口座ですが、デメリットももちろんあります。
とは言え、ECN取引が出来る点は非常に大きく、cTrader口座を使うことで、より透明性の高いクリーンな取引が出来るのは大きなメリットです。
トレードビュー自体は初心者向きではありませんが、cTrader口座を使う方が安心できる点もあり、プロのトレーダーに人気の秘密は、信頼性が高いことです。
ぜひcTrader口座のメリットやデメリットを知って、トレードビューで最強と言われる理由を探ってみましょう。