トレードビューはスプレッドが狭いことから、プロのトレーダーからも選ばれています。
トレードビューのスプレッドが狭い理由には、実績なども影響してきますが、なぜスプレッドが狭い方が良いのか疑問に思う方もいるでしょう。
今回は、トレードビューの平均スプレッドや、なぜトレードビューがプロのトレーダーの評価が高いのかなどご紹介します。
そもそもFXのスプレッドってなに?
トレードビューは海外のFXブローカーですが、FXでは良くスプレッドの幅が狭い方が良いなど言われます。
スプレッドとは「1通貨あたりの売値と買値の差」を表す言葉です。
例えば、「BID 108.000」や「ASK 108.005」という表記があったとします。
この場合BIDが売値を表し、ASKは買値を表しており、米ドルと円の取引をするにあたって、米ドルを売ると108円で売れ、逆に米ドルを買おうとすると108.005円がかかる計算になります。
この0.5銭の差がスプレッドと呼ばれるものです。
スプレッドの幅は当然会社によっても違いますが、スプレッドが狭い状態だと、購入時に必要な損失の費用が少なくて済みます。
例えば、1ドルを100円と仮定した場合に、1,000ドルを買ったとします。
日本円では10万円を使った計算になりますが、この時スプレッドが仮に1通貨辺り8銭だった場合、80円分の損失が生まれます。
しかし、もしスプレッドが狭く1通貨あたり0.8円だった場合は、単純計算で1/10の8円の損失で済みます。
だからこそ、スプレッドが狭いということは利益を生みやすく、トレードビューがプロに選ばれている理由です。
ただ、注意したいのはスプレッドと手数料は別物だということです。
スプレッドが狭くても、手数料が高い場合は、当然利益も低くなるので、FXにおいてスプレッドも非常に重要ですが、取引をするなら手数料にも気を配る必要があります。
トレードビューでの平均スプレッドと一番狭いスプレッドは?
トレードビューで1番狭いスプレッドと呼ばれているのは「ECN口座」や「cTrade口座」です。
実際のスプレッドを見てみると、最低スプレッドが0.0pipからと非常に低いことがわかります。
ちなみに、この二つの口座は手数料も往復5ドルと最安値なので、実際のスプレッドの計算式は以下になります。
スプレッド:0.1pip – キャッシュバック:0.20pip + 往復手数料0.5pip = 0.40pip |
実際のスプレッドが0.40pipというのは、FXの中でも破格と言って良いほどのスプレッドの狭さです。
トレードビュー以外のどのFXでも最低のスプレッドは0.7ほどなので、スプレッドの狭さだけを見てみれば、トレードビューがお得ということがわかります。
そのため、トレードビューの中でも「ECN口座」や「cTrade口座」は、1番狭いスプレッドと言えます。
トレードビューの平均スプレッド【口座別】
以下に、トレードビューの平均スプレッドを見ていきます。
どの口座を選ぶかによっても違いが出てきますので、どの取引が一番スプレッドが狭いのかも同時に確認しましょう。
①ECN(ILC)口座【平均編】
口座 | 平均のスプレッド | 最低のスプレッド |
EURJPY | 0.4 | 0.2 |
USDJPY | 0.1 | 0.0 |
EURUSD | 0.2 | 0.0 |
AUDJPY | 0.5 | 0.4 |
GBPUSD | 0.5 | 0.3 |
GBPJPY | 0.5 | 0.3 |
AUDUSD | 0.2 | 0.0 |
こちらは最低スプレッドが0.0とかなり狭く、業界でも突出しています。
ただ、取引には往復で5ドルの手数料がかかる点には注意しましょう。
②cTrader口座【平均編】
口座 | 平均のスプレッド | 最低のスプレッド |
EURJPY | 0.4 | 0.2 |
USDJPY | 0.1 | 0.0 |
EURUSD | 0.2 | 0.0 |
AUDJPY | 0.5 | 0.4 |
GBPUSD | 0.5 | 0.3 |
GBPJPY | 0.5 | 0.3 |
AUDUSD | 0.2 | 0.0 |
cTrader口座もまた、業界最小のスプレッドとなっています。
こちらも上記の場合と同じように、往復5ドルの手数料がかかります。
③スタンダード口座【平均編】
口座 | 平均のスプレッド | 最低のスプレッド |
EURJPY | 1.9 | 1.4 |
USDJPY | 1.8 | 1.3 |
EURUSD | 1.7 | 1.2 |
AUDJPY | 2.6 | 1.8 |
GBPUSD | 2.0 | 1.4 |
GBPJPY | 2.3 | 1.6 |
AUDUSD | 1.9 | 1.5 |
スタンダード口座を見てみると、上記2つの口座よりはスプレッドが広いですが、それでも最小スプレッド1.2pipというのは業界でも狭い部類に入ります。
トレードビューの実質スプレッド【口座別】
平均スプレッドの次は、実際のスプレッドの幅を見ていきましょう。
こちらも口座別にご紹介します。
①ECN(ILC)口座【実質編】
口座 | 平均のスプレッド | 手数料込みの実際のスプレッド |
EURJPY | 0.4 | 0.9 |
USDJPY | 0.1 | 0.6 |
EURUSD | 0.2 | 0.7 |
AUDJPY | 0.5 | 1.0 |
GBPUSD | 0.5 | 1.0 |
GBPJPY | 0.5 | 1.0 |
AUDUSD | 0.2 | 0.7 |
ECN(ILC)口座の実際のスプレッドですが、こちらにキャッシュバックを加えると、このような感じに変わります。
口座 | 手数料込みのスプレッド | 実際のスプレッド |
EURJPY | 0.9 | 0.7 |
USDJPY | 0.6 | 0.4 |
EURUSD | 0.7 | 0.5 |
AUDJPY | 1.0 | 0.8 |
GBPUSD | 1.0 | 0.8 |
GBPJPY | 1.0 | 0.8 |
AUDUSD | 0.7 | 0.5 |
後述するスタンダード口座の実際のスプレッドと比較すると、0.6pipも低いとの差が出ます。
②cTrader口座【実質編】
口座 | 平均のスプレッド | 手数料込みの実際のスプレッド |
EURJPY | 0.4 | 0.9 |
USDJPY | 0.1 | 0.6 |
EURUSD | 0.2 | 0.7 |
AUDJPY | 0.5 | 1.0 |
GBPUSD | 0.5 | 1.0 |
GBPJPY | 0.5 | 1.0 |
AUDUSD | 0.2 | 0.7 |
こちらもキャッシュバックがありますので、以下のように値が変わります。
口座 | 手数料込みのスプレッド | 実際のスプレッド |
EURJPY | 0.9 | 0.7 |
USDJPY | 0.6 | 0.4 |
EURUSD | 0.7 | 0.5 |
AUDJPY | 1.0 | 0.8 |
GBPUSD | 1.0 | 0.8 |
GBPJPY | 1.0 | 0.8 |
AUDUSD | 0.7 | 0.5 |
ctrader口座もまた、ECN口座と同じように1番狭いスプレッドが適用されます。
③スタンダード口座【実質編】
口座 | 平均のスプレッド | 手数料込みの実際のスプレッド |
EURJPY | 1.9 | 1.1 |
USDJPY | 1.8 | 1.0 |
EURUSD | 1.7 | 0.9 |
AUDJPY | 2.6 | 1.8 |
GBPUSD | 2.0 | 1.2 |
GBPJPY | 2.3 | 1.5 |
AUDUSD | 1.9 | 1.1 |
スタンダード口座の場合、取引にはキャッシュバック(0.8pip)がついて来るので、スプレッドから0.8を引いた値が実際のスプレッドとなります。
スプレッド一覧【通貨別】
トレードビューでは、金や銀などの商品(CFD)などの他のスプレッドも狭いです。
以下に、通貨別にスプレッドの幅を見ていきましょう。
【金や銀などのスプレッド一覧】
通貨ペア | スプレッド |
GOLD | 0.1 |
GOLDEUR | 0.15 |
UKOIL | 0.3 |
SILVER | 0.04 |
NGAS | 0.09 |
CRUDE | 0.3 |
CFDのスプレッドを見てみると、金や銀のスプレッドが非常に狭いことがわかります。
そのため、CFDを扱うトレードでも、トレードビューはおすすめです。
【仮想通貨のスプレッド一覧】
通貨ペア | スプレッド |
ETHUSD | 0.49 |
BTCJPY | 5.558 |
BTCUSD | 5.11 |
XRPUSD | 0.06 |
LTCUSD | 0.24 |
トレードビューは仮想通貨にもちゃんと対応していますが、スプレッド幅が広いので向いていません。
もしディトレードをしたい人やスキャルピングトレードをしたい場合は、トレードビュー以外を使った方が良いでしょう。
【株価指数のスプレッド一覧】
通貨ペア | |
NDX | 2.0 |
AUS200 | 1.0 |
WS30 | 3.0 |
GDAXI | 8.4 |
FCHI | 1.0 |
SPXm | 0.6 |
トレードビューでは、株価指数のCFDでもスプレッドが狭いことがわかります。
もしCFDの銘柄でトレードをするなら、ECN口座を開設しておくと便利です。
スプレッド一覧【FX別】
トレードビューのスプレッドの狭さを確認するため、他の海外FXとの違いも見ていきましょう。
ちなみに米ドル(STP口座)で比較してみた表です。
FX業者名 | スプレッド | 手数料(1ロット往復) |
AXIORY | 1.3 pips | 6ドル |
Tradeview | 1.8 pips | 5ドル |
GemForex | 1.2 pips | 無料 |
iFOREX | 1.9 pips | 無料 |
XM | 1.6 pips | 10ドル |
TitanFX | 1.2 pips | 7ドル |
LAND-FX | 0.8 pips | 7ドル |
FBS | 2.0 pips | 12ドル |
トレードビューでも、STP口座の場合は1.8pipsとスプレッドが広めに設定されているので、もしSTP口座を使う場合においては、LAND-FXが一番スプレッドが狭くお得と言えます。
トレードビューでスプレッドが狭くなる時間帯は?
もしトレードビューで取引をするなら、スプレッド幅が一番狭くなる時間帯を選んでみましょう。
そのためにも、通貨供給量が多い時間帯を知る必要があります。
以下に、市場ごとにスプレッドが狭くなる時間帯をご紹介します。
ニューヨーク市場の場合
ニューヨーク市場もまた人気のFX市場ですが、取引できる通貨料は全体の2割近くを占めています。
ニューヨーク市場で通貨供給量の多い時間帯は、23時~2時です。
イギリスのロンドンに次ぐ市場なので、取引が開始される時間帯も覚えておきましょう。
東京市場の場合
東京市場で通貨供給量が多くなる時間帯は、9時から10時までで、10時以降は落ち着いて推移していきます。
値幅の動きは、ロンドンやニューヨークに比べると緩やかですので、もしスキャルピングトレードをしたいなら、東京ではなくニューヨークやロンドンの市場を利用した方が良いでしょう。
ロンドン市場の場合
FX市場でも最大と呼ばれるのがロンドンです。
世界でも通貨の37%はロンドンが占めているとも言われ、これは最大規模と言っても良いでしょう。
欧州の場合、通貨供給量が多くなるのは15時からですが、より多くの通貨が動くのは18~20時頃とされます。
もしトレードの勝率を上げたいと思うなら、相場の流れがわかりやすいロンドン市場を選ぶようにしましょう。
トレードビューでスプレッドが広くなる時間帯は?
トレードビューでスプレッドの幅が狭くなる時間帯を見て来ましたが、逆に広くなる時間帯も知っておくと、その間は取引しないようにできるのでおすすめです。
オセアニア時間はNG
朝の4時~8時くらいは、俗にオセアニア時間と呼ばれていて、通貨供給量が少なくなる時間帯ですので、トレードは控えておいた方が良いでしょう。
ロンドン市場が終わるのが3時頃で、日本市場が始まるのが9時からなので、その間は通貨の流れが悪くなるため、トレードには向いていない時間帯です。
FXでトレードの勝率を上げるためにも、楽に勝てる時期を知りエントリーすれば、チャートの分析をしなくても勝てるようになります。
市場が始まった直後はNG
FX市場が始まってすぐもまた、通貨の供給量が少なくなるため、トレードには向いていない時間帯です。
ちなみに、夏時間なら月曜の6:05から、冬時間なら月曜の7:05直後はトレードは控えましょう。
スプレッドが広くなることで、損をしてしまう時間帯ですので、出来るだけ避けた方が賢明です。
市場が終わった直後もNG
市場が終わった直後も、通貨の供給量が減るため、トレードは避けた方が良いです。
こちらも、夏時間なら土曜の5:55から、冬時間なら土曜の6:55は避けます。
土曜日の朝にポジション保有をしてしまうと、土日までポジションを持ち越すことになり、週明けにチャートが広がってしまい、損をする確率も高くなります。
そのため、土曜の朝よりも月曜の朝にポジションを保有した方が、結果的には損をしないで取引ができます。
経済指標が発表される前後はNG
経済指標が発表される前後もまた、トレードには向いていない時間帯です。
なぜなら、チャートの幅が大きすぎて、予測が難しいからです。
アメリカを例にとると、1時間で数百pipsも動くことがあるので注意しましょう。
もしトレードの最中に経済指標の動きも把握しておきたいのなら、専用のツール(cTrader)などを使うのがおすすめです。
トレードビューの取引に向いている人
トレードビューはスプレッドが低く、トレード環境や信頼性も高いため、以下に該当する人にはおすすめのトレードとなります。
- 約定力に重きを置く人
- スキャルピングトレードをしており、かつスプレッドの狭さを重視する人
- cTraderなどのプラットフォームを使いたいと考える人
- 取引手数料が安い口座を利用したい人
トレードビューはスプレッドの狭さが魅力!
トレードビューは他の海外FXと比較しても、スプレッドの狭さが魅力です。
手数料もまた低いものが多く、初心者向けではないですが、トレードに慣れている人にとっては夢のようなサービスでしょう。
スプレッドの幅が1番狭いとも言われているトレードビューでは、使い方によってはお得に使えるので、損も少なくて済みます。
もし海外のFXを利用したいと考えるなら、トレードビューがスプレッドが狭く、信頼性の点でも安心です。
なぜ、トレードビューがプロのトレーダーに選ばれているかを知ることで、自分のトレードにもぜひ生かしてみてください。